オリックスシナジーとは?
オリックスグループからのノウハウ及び物件取得に係る情報の提供を通じ、物件取得や物件のテナント誘致活動、施設運営に際して、オリックスグループの広範なネットワークと知見をOJRが活用するサポート関係をいいます。
<外部成長戦略におけるオリックスシナジー>
物件取得において、外部の物件供給源から物件を選定・吟味し厳選投資することに加え、オリックスグループの豊富な保有物件も有効活用します。オリックスグループ以外からの物件取得の場合においても、オリックスグループのネットワークを活用し、物件やテナント情報の調査等、オリックスシナジーを活用することもあります。
また、物件売却において、築古になった物件を再開発用地として開発能力のあるオリックスグループの不動産事業部門に売却することも考えられます。
<内部成長戦略におけるオリックスシナジー>
物件取得後のテナント誘致活動、物件価値向上において、オリックスグループの全国ネットワークを活用するだけでなく、オリックスグループの不動産事業部門を不動産管理業者として活用することにより、総合型リートとして幅広い用途・地域の物件を効率的かつ適切に運営することが可能です。
<人材面でのオリックスシナジー>
オリックスグループは多岐にわたる事業を日本全国で展開しており、金融及び不動産事業をはじめとする専門知識と経験を持った人材を豊富に擁しています。OJRの資産運用会社であるオリックス・アセットマネジメント株式会社は、これらの人材を出向等の形で受け入れ、投資主価値向上を実現する外部成長戦略、内部成長戦略及び財務戦略に活用しています。
総合型リートの強みとは?
総合型リートとは?
オフィス・商業施設・住宅・物流施設・その他複数の用途に投資を行う不動産投資法人(リート)をいいます。
OJRが総合型リートであることの強みとは?
■取得機会の拡大
取得する物件の用途を限定せずに1つ1つの物件を吟味し柔軟に物件取得することができます。また、オフィス、商業施設等の複合ビルなども取得することもできます。これにより、一定の用途に特化したリートに比べて総合型リートは、物件取得のチャンスが極めて多く、ポートフォリオの収益性向上を実現し易いと考えています。
オリックスグループの不動産事業はあらゆる地域で展開し、かつオフィス・住宅・物流・商業施設・ホテル等用途についても広範囲に事業を展開しております。その高い専門性に裏づけられたサポート力を、総合型リートだからこそ余すところなく受けることができるといえます。
総合型リートとしての成長の推移
多様な用途の物件取得を推進
■成長の推移
- 上図は、各時点の保有物件の取得価格及び売却物件の取得価格累計額を単位未満を切り捨てて記載しています。いずれも取得時における売却契約書等に記載された金額を使用しています。
■収益性・安定性・成長性を兼ね備えたポートフォリオの構築
不動産はオフィス・商業施設・住宅・物流施設・ホテル等の様々な用途と、それらが所在する地域によって収益特性やリスクが異なります。そのため特定の用途や地域に限定して投資すると、その用途又は地域においてある事象が発生した場合に大きなダメージを被るリスクがあります。しかしながら特定の用途や地域に拘らず、個別物件を厳選し投資対象とすることで、収益の成長を期待できる用途や地域の物件と、長期に安定した収益を期待できる物件を組み合わせ取得し、収益性と安定性を兼ね備え、リスク分散されたポートフォリオの構築が可能であるといえます。
2023年4月19日時点における
ポートフォリオの用途・地域別比率 (取得価格ベース)
■用途比率
■地域比率
ダイレクトPMとは?
ダイレクトPMとは…「ダイレクトPM」の「PM」とは、「プロパティ・マネジメント」の略で不動産管理業務のことです。テナント誘致活動や物件の価値向上などの不動産管理業務を行う際、一般的に外部の不動産管理会社に委託し、それを資産運用会社が管理・監督する形を取ります。OJRにおいては、外部の不動産管理会社と協働し直接資産運用会社が不動産管理業務を行っており、この体制を「ダイレクトPM」と称しています。
オリックスグループの専門性と全国ネットワークをオリックスシナジーとして活用し、ダイレクトPMによる物件の競争力向上やテナントとの関係性強化を図ります。また資産運用会社において、ダイレクトPMを通じた各施策推進のため、用途ごとに物件の取得から運営管理まで一貫して行う専任チームを配置。テナント側の意思決定者と直接コミュニケーションをとれる関係性の構築や、テナントとの直接的な賃料交渉、物件メンテナンス会社への直接差配による的確な管理・把握等を行っています。